【scilab】運転スケジュールデータ(バイナリー) / WLTC(Class 1)(WLTC_class_1.dat)
【WLTC(走行モード)の概要】(図 1枚目)
WLTCは、日米欧印韓の5地域の走行実態に基づいて作成されたため、日本の走行実態よりも、高い速度・高い加速度の使用頻度が含まれます。
Extra-high(ExH)フェーズについて、各加盟国のオプションとすることで決定しました。
またWLTCモードは、「市街地」「郊外」、「高速道路」の各走行モードを平均的な使用時間分配で構成した国際的な燃費測定方法です。2018年10月以降に販売される車両より適用されています。3つの各モードの燃費も表示されるため、車の使用環境に合わせて燃費の比較がしやすくなります。
【WLTC Class 1】(図 2枚目)
Class 1 《Power mass Ratio (W / kg ) <= 22》が適用される車両は日本国内で販売されていません。※Power mass Ratio <定格出力と空車重量の比>(図 3枚目)
(走行時間) <Total> 1022 秒 (Low + Medium)
<Low> 589 秒
<Medium> 433 秒
(走行距離) <Total> 8.091 km (Low + Medium)
<Low> 3.324 km
<Medium> 4.767 km
(最高速度) <Low> 49.1 km/hour
<Medium> 64.4 km/hour
(平均時速<停車時を含まず>)
<Low> 27.6 km/hour
<Medium> 44.6 km/hour
(平均時速<停車時を含む>)
<Low> 20.3 km/hour
<Medium> 39.6 km/hour
【scilabへの読み込み方】
① ダウンロードしたファイルをscilabのワーキングディレクトリに保存してください。
② 以下のコマンドを入力し、ファイルデータを読み込んでください。
-> load("WLTC_class_1.dat");
③ 数値データとして、scilab内の変数として展開されます。
{x01 | 時刻データ(秒)}, {y01 | x01(秒)時点での時速(km / hour)}
【参考情報】
scilabからの出力は、以下のコマンドで行いました。
save("WLTC_class_1.dat","x01","y01");
【想定する利用シーン】
1). 自動車走行時の負荷を想定しつつ自動車部品を開発している部品メーカー
2). 消費燃料の算出
3). 自動車開発をしている研究・開発グループ
など。