2019/12/02 20:19
刃金からくり屋を運営する㈱応用技術研究所は、装置開発などを仕事にしています。
以前、海上安全技術研究所(国土交通省)の実験船に装備する設備開発も行いました。
現在は水素エネルギーと燃料電池に関する仕事をしています。
水素ガスを扱う設備設計の知識を学び、開発した設備の実験設備を見学するため、11月26日~29日まで福岡市に出かけていました。
1日目は、九州大学伊都キャンパスに行き、水素ガスを扱う装置設計に関連した知識を学びました。
広大な土地にキャンパスがあり、一般の乗合バスがキャンパス内を走っています。
以前から水素ガスの利用設備は世の中にありました。
しかし水素ステーションや水素ガスを利用する燃料電池車のような普段使いするようなことは想定していませんでした。
普段使いする製品への水素ガスの影響について、本格的に研究され始めたのは2000年に入った頃からです。
そのような状況ですから、最新の研究成果を踏まえた知識を学び直すため、九州大学まで足を運びました。
2日目は、『公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター』に来ました。
こちらのセンターを利用して製品を開発された企業の開発事例の聴講と、施設の見学をいたしました。
高圧水素ガス(1000気圧以上)の実験ができる日本国内で唯一の施設です。
燃料電池車のミライに搭載されている水素ガスタンクは、こちらで破壊試験が行われました。
開発している製品の詳細について紹介することはできません。
その一方で、潤沢な開発資金もありません。
CO2フリー。
地球環境への影響を最小限にする。
日本の次世代産業としてクリーンエネルギーを世界に発信する。
宇宙空間、月や火星で居住するためのエネルギー源として活躍させたい。
そのようなことを思いながら、ささやかでも開発資金の足しになればと思っています。
私どもの商品は、そんな思いも詰まっています。
商品の話だけでなく、このようなお話も紹介させていただきます。