2022/11/10 17:42

皆既月食をご覧になられたでしょうか?

これは愛知県の豊橋駅から観た、欠け始めの月です。


ちょうど太陽によって作られた地球の影を月が通過することで、皆既月食が起こります。


以前、惑星の軌道計算をしたことがあって、太陽を公転する地球を中心にし、公転する月。

座標変換を2回ほどしたので、EXCELを使わないと計算出来ませんでした。

このような計算を行うと、太陽、地球、そして月の位置関係から、2年の間に4回は日食と月食がおこることが判ります。


実は、実寸に近い太陽系を三次元CADの中に作り込もうと考えたことがきっかけです。


今回は天王星の惑星食も重なります。


天王星は、土星と木星の公転周期から、予言されていた惑星です。

大型の望遠鏡が製作されるまで、観ることはできませんでした。


コンピュータや電卓がなかった時代に、惑星の位置関係から、天王星の位置を予測計算をしたことが驚くべきことだと思います。


そんな宇宙観測の歴史に思いを寄せながら、皆既月食の観察を楽しみました。