2024/08/06 18:48

以前、仕事で燃料電池車両のデバイス開発をお手伝いしていました。
その中で取引先より、以下のことを求められました。

走行時のモータ負荷から必要となる水素ガスの供給量を求めてほしい。

この時、燃費計算に使われている運転スケジュールで、入手可能なデータを集めていました。
その過程で、その時点(2016~2017年当時)の日本で使われているJC08から、2018年10月よりWLTCに切り替わることを知りました。

WLTCのデータについも、matlab/simulinkを使い、消費モデルを作成しました。
simulinkには信号源として以下の時系列データを選択して出力するブロックがあるので、そのブロックを使いました。

現在は scilab/XCOSを使っていますが、simulinkの信号源にあるブロックに相当するブロックがありません。
そのため、simulink用に作成したそれぞれのClassを時系列データ(バイナリー)として保存し、scilabに取り込めるようにしました。

WLTCは、市街地や郊外、高速の走行を想定した走行モードが組み合わさっています。
各Classにおける走行モードの時間については、各販売ページの商品説明として記載しております。

以下のような方々の利用を想定しています。

① 自動車走行時の負荷を想定しつつ自動車部品を開発している部品メーカー
② 走行時の消費燃料の算出や予測
③ 自動車開発をしている研究・開発グループ

研究・開発の調査工数を減らす目的でご利用ください。